2017/04/24
突然の不幸事で遺産相続を行うことになり親戚兄弟と大揉め…なんてこと、ドラマの中の話だと思っていませんか?
このような話は実際現実でも起きている話なのです。そんな時に助けとなるのが遺産整理作業です。
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遺産相続は大変!
突然の不幸で財産をもつ方が亡くなられた場合、その財産を引き継ぐことを相続といいます。
この相続の手続きは親族の方が亡くなった時から多い時で、90種類近い手続きを行う必要があります。
これらは全て法律で決まっており、亡くなった人の財産を誰がどの様にして引き継ぐのかは決まっています。
ただし、なくなった人の財産をどのようにして分けるかは法律に関係なく、話し合いで決めて良いということにもなっています。
このためドラマの中で有るような遺産問題のようなことが発生する場合があるのです。しかも親族に財産があろうがなかろうが、自分がもらうつもりも無かろうがこの手続きは必ず行なわなければいけません。
この作業を自分で行おうとすると相続人全員の了承が必要になりますが、現代日本では相続人が誰かもわからない、連絡先もわからないといったことが多々あり、普段見ることのない戸籍謄本を読み取って相続人を探す必要があります。
親族がなくなって落ち込んでいる時に作業は非常に大変です。そんな時に遺産整理業務を委任してみましょう。
遺産整理業務とは?
そんな大変で忙しい相続の問題の時に利用されるのが遺産整理業務です。
遺産相続に必要な資料や手続きを信託銀行や信託会社、弁護士事務所などが残された遺族に代わって行うものです。
こういった財産の問題は亡くなった親族の預金や投資信託、保険なども関わってくる事があるため北海道銀行のようなところも無関係ではありません。
そのため、北海道銀行もこういった相続の問題に備えてサービスを行う信託会社や信託銀行と業務提携しています。
遺産整理業務の流れ
まず、事前に相談を行い、その後遺産整理に関する委任のご契約を行い遺産整理業務に入っていきます。
この際に行う業務の内容は戸籍から相続人の範囲を決める相続人の調査、資産や負債を含めた遺産の調査、相続財産の確定を行う遺産目録の作成、相続人間で話し合いの結果をまとめた遺産分割協議書の作成、名義変更手続き、相続税の申告と納税とそのアドバイスです。
これら全ての業務が完了してから遺産整理業務完了の報告が行われます。以上が遺産整理業務の一連の流れとなります。
北海道銀行の遺産整理業務
北海道銀行では遺産整理業務の際には山田エクスロー信託会社、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行を紹介しています。
北海道銀行は業務提携を行っているため以降の手続きにやり取りは全て各信託会社、信託銀行と行うことになります。委任時にはそれぞれ決まった手数料を必要とします。
委任時の手数料について
手数料の支払いは基本遺産整理業務完了時に支払う必要があります。
手数料については各委任先で条件に細かな違いがありますが基本的にそれぞれ利率が決まっており、その割合で算出した額の合計になります。細かな違いは以下のようになります。
山田エクスロー信託の手数料は北海道銀行に預金や投資信託などの資産のうち0.216%をAとしてそれ以外の財産をBとした合計が手数料となります。
Bについては1億円以下の場合1.080%、3億円以下の場合0.540%となります。最低報酬額は54万円となります。
みずほ信託銀行の手数料は北海道銀行に預金や投資信託などの資産のうち0.324%をAとしてそれ以外の財産をBとした合計が手数料となります。
Bについては1億円以下の場合は1.512%、3億円以下の場合は0.864%となります。最低報酬額は108万円になります。
三井住友信託銀行の手数料は北海道銀行及び三井住友信託銀行で契約中の預金や信託商品や金銭債権にこの他両銀行が販売した投資信託、国債、保険商品、金融商品などの資産に対して0.324%をAとしてそれ以外の財産をBとした合計が手数料となります。
Bについては5000万円以下で2.160%、1億円以上で1.080%となります。最低手数料は108万円となっています。
このように最低報酬額や各利率については違いがありますが、手数料の基本的な仕組みは同じものになっています。三井住友信託銀行のみAに当たる取扱とBの財産額が広くなっています。この点に注意しましょう。
遺産相続は期間内にきちんとした手続きを踏む必要があります。
しかし、やったことのない相続手続きになかなか時間が取れないうえ、相続人が多い、遠方に親戚がいると言った理由で全ての手続を1人で行うのは非常に大変です。
そんなときには公正な第三者にまかせてみませんか?
不慣れな作業でミスがあったら親族間の不仲につながるかもしれません。手のかかる作業を任せて自分たちは親族との話し合いに集中したほうが余計な軋轢を残さずに済むかもしれません。もしもの時は無理をせず北海道銀行の窓口で相談してみましょう。