2017/04/24
終身保険の保証内容は基本的に死亡、もしくは高度の障害を負ってしまった場合に保険金が支払われる様になっていますが、名称の通りに途中解約しない限り、一生涯に渡って保障されます。
つまり被保険者が亡くなるまで続く保険なのです。
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目次
終身保険の利用方法
そんな終身保険ですが、その仕組を利用して様々な資金の貯蓄を行うといった使い方があります。
無配当の定期保険などと違って保険料の払込期間が満了していれば解約しても今まで支払った分の保険金以上の解約払戻金を得ることができます。
これを利用して子供の入学や卒業などに合わせて払込期間を設定していれば、支払った保険金以上の解約払戻金を受け取ることができます。この他にも商品によっては老後の生活資金にも利用することが可能です。
外貨建ての定期保険や投資信託などと比べてお金を増やすことはあまりできませんが、これと言ったリスクも無いので万が一の貯蓄代わりにすることもできます。
また商品によっては払込期間が満了した場合にそのまま年金として受け取る方法もあります。
何と言っても通常の預金と違って死亡保障がついているため万が一の場合にも今まで支払った保険金が無駄になることはありません。
被保険者死亡時の諸々の費用にも
生前でも生活資金やお子様の学費にも使える終身保険ですが、もちろん被保険者が亡くなった場合にも有効活用できます。
人が亡くなった場合、様々なお金が動くことになります。一つに葬儀代です。
大切な方がなくなった場合、これをやらないわけには行きません。その後はお墓代などもかかってきます。
こういった被保険者の死後の諸々に関する資金としても活用できます。特に不慮の事故や急病で亡くなった場合、遺産相続などの手続きですぐに葬儀代の資金を動かせないといったことが発生する場合がありますが、そのかわりに保険金を使えば死後に発生する場合問題を軽くすることができます。
さらにこの遺産相続時にも保険金を相続する財産として利用することもできます。
またこの遺産相続時に発生する相続税があります。持ち家などの不動産などにかかってきますが、保険金でこの相続税を一括で支払うと行った利用方法もとれます。
終身保険で気をつけたいこと
ただ終身保険にも気をつけて起きたい点があります。
その一つが払込期間を満了する前に解約した場合です。このような場合、払戻金は今まで支払った額の保険料を上回ることはありません。
なので終身保険を利用する場合にはできるだけ払込期間を満了できるようにしましょう。そのためには終身保険をどのような用途で使うか、明確に意識しておくといいでしょう。
終身保険は長く続ければ続けるほどメリットのある仕組みになっています。自分の死後の残された家族や子供の資産とするのか、老後の資金にするのか、よく検討してから利用しましょう
北海道銀行で取り扱う終身保険
北海道銀行で取り扱われる終身保険はたくさんあって説明しきれません。そこで大きく2つに分けてご説明します。
一時払終身保険
加入時にまとまった額がある場合、保険料を一括して払い込む終身保険のことをいいます。
この方法の場合、以降の保険料の負担は必要ありません。ただし商品によっては最低でも100万円以上とそれなりに纏まった額を用意しておく必要があります。
商品によって違いますが、一定期間がたった後は少しずつ受け取れる保険料が上がっていく仕組みになっています。この他には外貨で運用するものもります。外貨の場合は為替影響を受ける恐れもありますので注意してください。
平準払終身保険
平準払いは保険料を月払いや年払などの定期的に払って行く仕組みになっています。
その為一生涯に渡って払い続ける「終身払い型」や60歳なども一定年齢まで期間を定めた「有機払い型」の二種類があります。
月の負担額は終身払い型のほうが安くなりますが、支払い保険料の総額になると日本の平均寿命まで生きた場合には有期払い型のほうが安くなります。
基本的に長く利用することが前提であるためそこまで難しく考える必要は無いかもしれませんね。
払戻金に関わる2つのタイプ
この他にも解約時に戻って来る金額に影響するものに、積立利率変動型と低解約返戻金型の2つがあります。
前者は保険会社の運用に応じて利率が変動するので利率が高くなっている場合には保険金が増額されます。
そのため解約払戻金にも影響します。後者は解約した際の払戻金が少なくなる代わりに支払う保険料が少なく済みます。この2つを合わせた終身保険もあります。終身保険を選ぶ際にはこのような点にも注意しましょう。
運用方法次第では様々な用途に利用できるのが終身保険の特徴です。終身保険をうまく利用してご家族のその後を守れるように備えておきましょう。