2017/04/24
カードローンやキャッシングの利用者は1000万人を超えており、日本人の10人に1人は、消費者金融や銀行カードローンを利用したことがあるといわれています。
しかし身の回りを探してみても、実際に借金をしたことがある人を見つけることはなかなかできません。
なぜなら、みんな自分が借金をしていることは秘密にするからです。
そのためどんな人がカードローンを利用しているのか、分からずに不安な方も多いでしょう。
そこでこのページでは、どんな人がカードローンを利用しているのか、貸金業協会が公表しているレポートを基に解説していきます。
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目次
カードローンの利用者は男性63.7%、女性が36.3%
平成28年度に公表された貸金業協会のレポートによると、利用者のうち男性は63.7%、女性は36.3%を占めているそうです。
大手消費者金融が発表しているレポートでも、男性が7~8割、女性が2~3割程度でした。
やはり男性と比べて、女性の方が借金へ抵抗を持っているようです。
また消費者金融などの貸金業者は総量規制の対象となるので、自身に年収のない専業主婦は利用できません。
そのため消費者金融では、女性利用者の割合が低くなる傾向にあります。
レディースローンの普及で女性の利用者は増加傾向にあり
しかし今はまだ男性の割合が多いですが、近年は女性の利用者数も増加傾向にあります。
大手消費者金融では女性専用のサービスであるレディースローンを用意しており、女性でも利用しやすいように配慮していることも、女性の利用者数が増えている一つの要因です。
また最近ではWEB完結で利用できる銀行カードローンも増えており、女性でも利用しやすい環境が整っています。
資格取得や海外留学など、キャリアアップのためにカードローンを利用する女性も増えているようです。
カードローンの利用者は40代が一番多い
カードローンの利用者の中では、40代の割合が最も高く、20代が最も低くなっています。
単純に人口の差もありますが、40代が一番カードローンの審査では有利になるので、融資を受けやすいことも要因の一つです。
また60代以上の割合も20%近く、定年後でもカードローンを利用している方は一定数いることがうかがえます。
お小遣いの足しに利用する人が多い?
30代~50代の既婚者の中には、お小遣いの足しとしてカードローンを利用する男性が多いようです。
最近では低金利の銀行カードローンを利用するサラリーマンが急増しており、多重債務に追い込まれる人もいるなど、社会問題にまで発展しつつあります。
毎月のお小遣いが5万円のサラリーマンでも、銀行カードローンであれば簡単に数百万円借りることができるのです。
最近夫の様子がおかしいという主婦の方は、一度確認してみるといいでしょう。
利用目的が最も多いのは娯楽・趣味
貸金業協会がとったアンケートによると、カードローンの利用目的で最も多いのは娯楽や趣味のための費用でした。
29.3%もの人が趣味や娯楽のために融資を受けており、2位の食費は16.3%とかなり開きがあることがわかりました。
借金をしていると聞くと生活に困っている人というイメージを持ちますが、人生をより楽しむためにカードローンを利用している人も多いようです。
ギャンブルにかける費用も5%以上
上位から8番目と意外と順位は低いですが、ギャンブルのためにカードローンを利用する人も5.4%と一定数は存在しています。
ギャンブルにはまってしまうと、なかなか抜けだすことができず、どんどん借金が膨らんでいく可能性があります。
今ギャンブルにはまっているという方は、絶対にカードローンを利用しないようにしましょう。
ギャンブルで作った借金は自己破産も認められないため、コツコツ返済していくしかありません。
今後の人生を棒に振ることにもなりかねないので、ご注意ください。
みんな借り入れ先はどうやって決めているの?
借り入れ先を選ぶ際に重要視するポイントは、金利が低いことを重視する人が65.1%と最高でした、
次に申し込み手順が分かりやすいことと答えた人が36.3%にのぼり、安心感や分かりやすさを重視する人が多いようです。
貸金業法が改正されたことによって、カードローンの金利はかなり低くなりましたが、住宅ローンなどと比べると金利はかなり高いです。
今後カードローンを利用しようと考えている方は、なるべく金利が低いところや、無利息期間のあるカードローンを利用するようにしましょう。
ヤミ金を利用してしまう人はどれくらいいる?
カードローンを利用した人達の中で、ヤミ金に接触したことがある人が全体の9.7%、利用したことがある人は1.5%いると回答がありました。
近年のヤミ金は一昔前のように分かりやすいものではなく、正規の貸金業者に紛れて分かりにくくなっています。
知らないうちにヤミ金に引っ掛かってしまうパターンも多いので、申し込む前に業者のチェックは入念に行わなければなりません。
消費者金融であれば貸金業協会に登録しているか、また国や都道府県から正式に認可を受けているかチェックするようにしましょう。
実際に利用した殆どの利用者がイメージアップへ
最後に実際にカードローンを利用してみて、貸金業者へのイメージがどのように変わったのか訊いたアンケートをご紹介します。
親身な対応・信頼性・相談のしやすさ・安心感・親近感の5項目において、実際に利用した後の方がイメージはよくなっていることが分かります。
特に消費者金融では、なんとなく恐いイメージがあって、利用を躊躇する方が多いです。
しかし大手の消費者金融であれば、顧客対応にはかなり力を入れており、精神的に負担がかかることはありません。
カードローンは利息が高いので簡単に使うべきではありませんが、どうしてもお金が必要なのであれば、検討してみることおすすめします。