2017/04/24
アコムは1936年創業と、消費者金融業界の中でも長い歴史を持ち、個人向け無担保融資(消費者金融)を主な業務としています。
消費者金融業務以外にも、クレジットカード事業、信用保証事業と手広く金融業務を行っており、全国に店舗を置く日本最大規模の貸金業者です。
日本で初めて自動契約機(むじんくん)を導入しており、現在でも全国に1100店舗の自動契約機を設置。
2017年時点では大手消費者金融(アコム・プロミス・アイフル)の中で最も審査通過率が高いというのも特徴です。
このページではカードローンをメインに、アコムの詳細情報を解説していきます。
※本ページにはPRが含まれます。
アコム(カードローン)のスペック
契約極度額(限度額) | 1万円~800万円 |
---|---|
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
遅延損害金 | 20.0% |
貸し付け条件 |
|
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
担保・保証人 | 不要 |
ここからはアコム(カードローン)の金利・審査・返済などの特徴を、それぞれ解説していきます。
アコムの金利について
- 3.0%~18.0%と大手消費者金融の中では平均的
- 審査結果に応じて金利は変動
- 初めての借入は無利息期間があるからお得
カードローンへ申し込む前には、必ず金利情報はチェックしなければなりません。毎月の利息は決して安くないので、現在のあなたの経済状況で返済を続けることができるか確認しておきましょう。
ここからはアコムの金利について、上記の3つのポイントに基づいて解説していきます。
3.0%~18.0%と大手消費者金融の中では平均的
アコム | 3.0%~18.0% |
---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
アコムの金利は3.0%~18.0%と、プロミスやアイフルなどと比べても平均的です。
下限金利が低く見えますが、これはアコムの限度額が800万円と高いためです。
プロミスやアイフルと同じく、限度額を500万円で考えた場合、金利は同じか若干高い程度と考えていいでしょう。
実際にアコムの公式サイトでは、限度額ごとの金利はこのように説明されています。
1万円~99万円未満 | 7.7%~18.0% |
---|---|
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
このように限度額500万円であれば、金利は最も安くても4.7%。アイフルやプロミスよりも高いことになります。
限度額800万円までいけば金利は安くなりますが、消費者金融では総量規制の対象となるため、800万円を借りるには年収2400万円以上必要となります。あまり現実的とは考えられませんね。
総量規制について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒総量規制の対象となるカードローンと対象外となるカードローンの違い
アコムの金利は大手消費者金融の中では、決して安くないと覚えておきましょう。しかしその分審査通過率は一番高くなっているので、審査が不安にはおすすめです。
審査に通る確率をとるか、少しでも安い金利をとるか、あなたにはどちらが必要か考えてみましょう。
審査結果に応じて金利は変動
1万円~99万円未満 | 7.7%~18.0% |
---|---|
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
上記の表は先ほど紹介した限度額ごとの金利表です。
このようにアコムでは、同じ限度額内であっても設定される金利は異なります。
審査の結果に応じて、信用度の高い顧客は低い金利が適用され、信用度の低い顧客には高い金利が適用されるのです。
適用された金利を見ることで、アコムがあなたへ下した評価が分かるというわけです。
低い金利が適用された方はしばらく利用していれば、すぐに限度額を増額することができるでしょう。一方、高い金利が適用された方は、これ以上信用を落とさないように注意しなければいけません。
初めての借入は無利息期間があるからお得
アコムでは初めて契約する方に、30日間の無利息期間サービスを行っています。
適用条件は以下の通りです。
- アコムでの契約が初めての方
- 返済期日を「35日」ごとに設定している方
アコムの利用するのが初めてであれば、他社の消費者金融を利用したことがあっても無利息期間は適用されます。
ただし無利息期間は契約日の翌日から適用されるため、すぐに借り入れなければ、せっかくの無利息期間を無駄にすることになってしまうので注意しましょう。なるべく契約当日に借り入れた方がお得になります。
また無利息期間中に追加借り入れをしても、契約日から30日は無利息となりますが、それ以降は利息が発生するので借りすぎないようにしましょう。
無利息期間中に必要な分の融資を受け、無利息期間が終わったあとはすぐ完済するのが理想的な利用方法です。
以上、アコムの金利を3つのポイントから解説していきました。
金利についてまだ分からないことがあれば、ぜひ当サイト「カリタニカ」編集部へと問い合わせてください。
ここからはアコムの審査について解説していきます。
アコムの審査について
- 審査通過率は大手消費者金融の中で最も高い
- 申し込み完了から審査回答まで最短30分
- 最も早く審査を終わらせたいなら自動契約機
アコムの審査は上記の3つを抑えておきましょう。初めてのカードローンで審査が不安という方はぜひ参考にしてください。
審査通過率は大手消費者金融の中で最も高い
アコム | 46.6% |
---|---|
プロミス | 42.5% |
アイフル | 41.8% |
金利の話でも紹介しましたが、アコムは大手消費者金融の中で審査通過率は最も高いです。
上記の表は大手消費者金融3社が、公式サイトにて公表している新規顧客の成約率です。
審査通過率はそのまま審査の通りやすさに直結していると考えていいでしょう。審査に通りやすいカードローンを探しているなら、アコムがおすすめだ。
しかし一番審査に通りやすいといっても、審査通過率は50%を切っているため、誰でも審査に通るわけではありません。
申し込み情報、信用情報、属性に問題があれば、審査に落ちる可能性は誰にでもあるのです。
過去に債務整理や返済の延滞をした経験のある方は、一度信用情報を問い合わせてみましょう。事故情報が登録されているようであれば、審査に通る見込みはかなり低いです。
カードローンの審査の仕組み、信用情報の仕組みはこれらの記事で解説しているので参考にしてください。
申し込み完了から審査回答まで最短30分
アコムでは申し込みが完了してから、審査の回答まで最短30分で終わらせることができます。急いでお金を借りたい人にとっては助かるサービスです。
しかし審査の内容によっては、審査が終わるまでに時間がかかることもあります。
たとえば申し込み者の信用情報に、返済の延滞をした記録が残っていたとします。
そうすると業者側は審査に慎重にならざるを得ません。
審査の担当者だけでは判断できない案件扱いとなれば、上司の判断を待たなくてはならないので、「さらに審査には時間がかかってしまうことになります。
また申し込みが立て込んでいると、どうしても審査には時間がかかります。カードローンの審査は大部分が機械的に行われていますが、最終的な判断は人間が下していることを忘れてはいけません。
そのため早く審査を終わらせたいのであれば、午前中の早めの時間帯に申し込んでおくことをおすすめします。
最も早く審査を終わらせたいなら自動契約機
最も早く審査を終わらせたいのであれば、自動契約機「むじんくん」から申し込むのがおすすめです。
アコムと専用のネットワークで繋がっており、優先的に審査を行ってもらえるからです。
むじんくんでは契約が終わるまで基本的に契約ブースから出ることは出来ません。そのため審査も最優先で行ってもらえます。
また自動契約機であれば審査が終われば即時に契約を結ぶことができます。
ローンカードもその場で発行されるため、実際に融資を受けるまでも時間も早くなります。申し込みから融資までにかかる時間だけでいえば、自動契約機申し込みが最速でしょう。
しかし自動契約を利用するには店舗まで出向かなければならず、契約まで店舗内に拘束されることにもなります。
自動契約機まで遠い方や、日中にまとまった時間が取れない方にはネット申し込みの方がおすすめです。
続いてはアコムの返済について解説していきます。
アコムの返済について
- 返済期日は「35日ごと」か「毎月指定期日」を選択
- 借入残高に応じて毎月の返済額が設定
- ネットから24時間365日返済可能
ここからはアコムの返済について3つのポイントから解説します。
キャッシングを利用する際には審査や金利だけに気を取られがちですが、返済するときのことを考えておかなければ、思わぬ不都合を被ることもあるので注意しましょう。
返済期日は「35日ごと」か「毎月指定期日」を選択
アコムでは返済日を35日ごとに来るようにするか、毎月決まった日に来るようにするか設定できます。
少しでも返済を先延ばしにしたい場合には、返済日を35日ごとに設定してもいいですが、返済が長引く分トータルで発生する利息は高くなります。
利息を少しでも安く抑えたいのであれば、毎月指定期日の返済をおすすめします。
しかし返済期日を35日ごとに設定しなければ、無利息期間は適用されないので注意しなければなりません。
初めてアコムを利用するのであれば、返済期日を35日ごとで設定した方がお得になるでしょう。
借入残高に応じて毎月の返済額が設定
借り入れ残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円 | 3,000円 |
10万円~20万円 | 6,000円 |
20万円~30万円 | 9,000円 |
30万円~40万円 | 12,000円 |
40万円~50万円 | 15,000円 |
※金利18.0%、5年(51回)返済の場合
アコムは上記の表のように、借入残高に応じて毎月の返済額が設定されています。
ただし毎月の返済額は借入残高だけでなく、金利や返済回数、また「35日ごと返済」か「毎月指定日返済」かで変わってくるので、申し込む前に確認しておくようにしましょう。
ネットから24時間365日返済可能
アコムではインターネットの手続きだけで、金融機関口座から直接返済することができます。
アコムでのネット返済に対応している金融機関は以下の通りです。
- 三菱東京UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 楽天銀行
- その他地方銀行
- その他信用金庫
※地方銀行と信用金庫は数が多いので、公式サイトで確認することをおすすめします。
ネット返済を行う際には、金融機関のネットバンキングサービスの会員ページから、決済口座を選択して支払う必要があるので、あらかじめ手続きを済ませておきましょう。
アコムの会社情報
ここからはアコムとはどういう会社なのか、当サイトで調べた限りを紹介していきます。
1936年に呉服店として開業
アコムは元々、1936年兵庫県神戸市生田区三宮で「丸糸呉服店」として開業。当初は服や着物など繊維製品を販売する会社でした。
その後1948年から質屋業にも事業を拡大し、1958年には質屋・金融業を行う「株式会社丸糸」として、金融部門が独立しています。
質屋のノウハウを活かして、融資などの金融サービスにも力を入れていったのです。
1960年からサラ金業務をスタート
1960年からサラ金の原型となる無担保個人向け融資をスタートさせています。
当時は勤人信用貸と呼ばれており、サラリーマンを対象に無担保貸し付けを行っていました。
それまでは融資となれば物の担保が必要でしたが、顧客の信用だけで融資を行うサラ金サービスは非常に画期的だったのです。
サラ金サービスを始めてからは、1967年に日本初の現金自動貸付機を開発するなど、新しい試みにチャレンジし続け、1978年には現在の形となるアコム株式会社を設立するに至りました。
そこからは1993年に自動契約機「むじんくん」を開発し、1996年には海外に進出するなど、日本最大手の消費者金融として様々なサービス開発に取り組んでいます。
アコムの口コミまとめ
最後に実際にアコムを利用した方たちの口コミを紹介していきます。
サービスの利便性などは、実際に利用した人たちのコメントを聞くのが一番です。
周囲で消費者金融を利用したことがある人たちを探すのは難しいので、ぜひこちらのページを参考にしてください。
年齢 | 34歳 |
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性別 | 男性 |
職業 | 会社員 |
年収 | 380万円 |
希望限度額 | 50万円 |
実際の限度額 | 100万円 |
【内容】
お小遣い欲しさに消費者金融を利用しましたが、いきなり100万円まで借りることができました。家族にばれないかどうかが一番の懸念でしたが、家に連絡がいくこともなく、今のところ郵便物も届いていません。ネットから申し込みましたが、自動契約機でカードを発行して、WEB明細に登録しておけば、家族に内緒で利用できると思います。
年齢 | 27歳 |
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性別 | 女性 |
職業 | 契約社員 |
年収 | 290万円 |
希望限度額 | 30万円 |
実際の限度額 | 30万円 |
【内容】
契約社員なので審査に通るか不安で、銀行カードローンではなくアコムを利用しました。利息が高いのは気になりましたが、無利息期間を利用して早く完済すれば利息はタダということだったので、利用してみました。30万円必要だったのですが、問題なく借りることができたので良かったです。
年齢 | 21歳 |
---|---|
性別 | 男性 |
職業 | 学生 |
年収 | 80万円 |
希望限度額 | 30万円 |
実際の限度額 | 20万円 |
【内容】
学生って消費者金融から借りられるの?って感じでしたが、アルバイトをしていれば問題なく借りることができました。本当は30万円借りたかったんですけど、20万円しか借りられなかったのはちょっと痛かったです。返済は毎月8000円ぐらいなので、何とか続けられています。社会人になってから本格的に返済していきたいですね。