2017/04/24
自動車を買う際には、自動車販売会社が提供している自動車ローンを利用するか、一括で購入することをおすすめします。
しかしローンの審査に通らなかった場合、個人向けローンを利用して自分で融資先を見つけなければなりません。
今回ご紹介するのは、自動車ローンの審査に落ちてしまったものの、どうしても車が欲しくて消費者金融を利用したYさんの体験談です。
Yさんは後先考えずに借金をした結果、最終的に愛車を手放すことになってしまいました。
車が欲しいからと軽い気持ちで消費者金融を利用しようと考えているあなた、申し込む前にYさんの体験談を呼んで、もう一度本当に買うべきか検討してみましょう。
年齢 | 21歳 |
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性別 | 男性 |
職業 | 会社員 |
当時の収入 | 280万円 |
借入額 | 300万円 |
借入希望額 | 300万円 |
申し込み方法 | スマホ |
借金の理由 | 車の購入費 |
カードローン利用経験 | なし |
クレジットカード保有枚数 | 1枚 |
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目次
350万円の自動車をローンで購入するはずが…
僕は社会人になったら、絶対に三菱のランサーエボリューションを買おうと夢見ていました。
そのために高校を卒業してから、必死に就職先を探したんです。
そうして地元に工場で働くことが決まり、手取りで月に20万円近く貰えるようになりました。
仕事はきつかったですが、ランエボを買うためならと思い必死で貯金していました。
まずは仕事の合間をぬって自動車学校へ通い免許を取得、そして今度は車を買うために頭金を貯める日々でした。
18で働きはじめてから3年、ようやく貯めた50万円を頭金に、中古で売られていたランエボをローンで購入するはずでした。
しかし実際に車に試乗して、契約書にまでサインしたというのに、自動車ローンの審査に落ちてしまったんです。
頭金もちゃんと用意したのに、なぜ審査に落ちてしまったのか分からず、かなりショックでしたね。
クレジットカードの延滞で信用情報に傷がついていた
そのあと職場の先輩に相談したところ、最近クレカやカードローンで延滞したことはなかったか訊かれました。
カードローンは利用したことなかったですが、クレジットカードは一度2週間ぐらい支払いを延滞したことがありました。
そのことを伝えると、おそらくその延滞が原因で信用情報に傷がついていたんだろうと言われました。
僕は信用情報とか良く知らなかったのですが、クレカやカードローンの返済に延滞すると、ローン審査に通らなくなってしまうんですね。
知っていれば何が何でも支払いしたのに、本当に無知は怖いと思いました。
ただ先輩いわく、自動車ローンは金利が低いから審査が厳しいだけで、金利の高いローンであれば審査に通る可能性はあると教えられました。
そこでどうしてもランエボを買いたかった僕は、消費者金融を利用してみることにしたんです。
購入する車を担保に消費者金融から借り入れ
消費者金融へ申し込む前に、自分なりに借金についてネットで勉強しました。
すると消費者金融の無担保融資では、総量規制が適用されるため年収の1/3以上借りられないことがわかりました。
僕の年収は300万円程度だったので、借りられたとしても100万円まで。貯金を足しても150万円しかありません。
ランエボを買うには最低でもあと200万円は必要でした。
しかしさらに調べていくと、購入する自動車を担保にする場合、総量規制の適用外になることを知りました。
そこで自動車の担保に対応している消費者金融を探し、申し込んでみることにしました。
その結果、何とか300万円の融資を受けることができ、貯金も合わせて350万円用意することができました。
車を手に入れた喜びも束の間、借金地獄へ…
お金の調達に苦労したこともあって、納車した瞬間の喜びはすごかったですね。
何枚も写真に撮って、一日中乗り回していました。
ただ車を手にした喜びも束の間、次の月からは一気に借金地獄へ突入してしまいました。
毎月の返済が8万円、そのうち3万円近くは利息に取られていました。
しかも48回でローンを組んだので、この生活があと4年間も続くことに…。
正直最初の2カ月返済した時点で、節約生活も限界が来ていました。
そこでもう一度職場の先輩に相談したところ、借入額が多すぎると怒られてしまいました。
そしてこのままでは返済できないから、早めに債務整理をするように言われました。
債務整理をするか愛車を手放すか
債務整理についても知識がなかったので、ネットで調べて勉強しました。
僕の場合収入はあるので、任意整理か個人再生手続きをするべきだと分かりました。
任意整理は弁護士が業者に交渉して、今後の利息を減らして元金だけを支払う手続き。
個人再生は債務を1/5まで減らして、車は手放すに済むというありがたい債務整理でした。
ただまだ2カ月しか返済していないから、裁判所から個人再生の許可を得るのは難しいだろうということでした。
それに債務整理をすれば、ブラックリストに登録され、最低でも5年はクレカも使えず、ローンも組めないということでした。
今後の人生を考えたときに、債務整理はできる限り避けておくべきだと思いました。
そこで結局、購入したばかりの車を手放して、借金を減らすことにしたんです。
購入して3カ月で車を売却する羽目に
購入してまだ3カ月ということ、そして手入れの状態が良かったことから、250万円でランエボを売ることができました。
ただ結果的には、3カ月乗っただけで100万円払ったことになってしまいました。
しかも手元にはまだ80万円以上の借金が残っていましたからね、本当に自分の馬鹿さ加減に呆れてしまいました。
車を売ってからは、返済額も毎月3万5000円まで減らすことができ、返済もかなり楽になりました。
ただそれでも毎月返済するときには、やっぱり後悔してしまいますね。
今は少しでもお金を貯めて、早く完済することを考えています。
車はもう少し大人になって、稼ぎが増えてからで十分ですね。
消費者金融の利息は通常のローンよりかなり高い!
今回紹介したKさんは、ろくに利息の計算もせずに消費者金融を利用してしまいました。
消費者金融は銀行などと比べて、金利はかなり高いです。
そのため300万円もの大金を借りてしまえば、生活はかなり苦しくなってしまいます。
車など高価な商品を購入するのであれば、まずは銀行、そして銀行が無理ならお金が貯まるのを待ってから購入するようにしましょう。